短歌がすきです。
最近すっかり詠む側からは離れてしまっているのですが、5年くらい前に過去のブログに上げていたものをここで供養しておこうかなと思いました。短歌とオタクは親和性が高いと思っているので、いつかまた歌会みたいなのが流行ったらいいなぁ。
一夏の夢に蓋する新しい夢見る寝床秋の風吹く
じぶんなんて好きになれないけど実は貴方を好きなわたしだけ好き
その笑顔嘘でもいいわもうわたし貴方の為に死ねたら本望
吐く息とおんなじくらい真っ白でとらえどころのないあなたです
ごちゃ混ぜのサラダボウルを昇華させ抽出したら星屑残る
「味噌汁の具、何が好き?」「そうだなぁ、ジャガイモよりもカボチャがいいな」
キスひとつできそうにない顔のくせ絵を描くように滑る指先
えぇ、わたし女王よ白いこの国の刃向かう者は立ち入り禁止
海の底から見る空が好きすぎて苦しいくせに上がれないまま
一度目のキスが問1なら答え合わせのためのデートをしよう
焼き尽くせ運命、俺が歩くのは茨の生えた獣道でいい
そういえば背伸びをせずに済んだっけ25センチ差のキスなのに
つま先にキスしたくらいで忠誠を誓った気でいる?バカな男ね
「ねぇ、何か薬を入れた?」「どうだろう」「惚れ薬だって言ってお願い」
あっけなく女子がオンナになったとき男の爪の長さをはかる
いつどこで君に会ってもいいように荒れてる脛にあてる剃刀
世の中のすべてを許してくれそうな光にまみれ消えていく朝
さぁ、息を止め終止符を打ちましょう。打ちましょう、今。ほんとうにいま?
日が昇り沈むくらいに当然のことです僕は君が好きです
目が覚めて忘れる程度の「好き」だったことにしましょう、しないと僕は、